35.「一冊の本が必要なくらいだ」とはどんな意味か。

A りっぱな本を一冊まとめられる

B コンピューターの利用についての本が必要だ

C コンピューターに関する?yún)⒖紩匾?/p>

D 一冊の本が必要だ

文章2

これは、実際にあった話しである。パリのある町に、大変欲(欲望)の深い肉屋がいた。毎日の食事や衣服を節(jié)約したり、女房にまでケチでとおした肉屋は、たいへんな財(cái)産を蓄えているというのでも有名だった。

ある日、その肉屋に、12歳ぐらいの女の子が肉を買いにやってきた。500フランの代金を払うというときになると、その女の子は「しまった。お金を忘れてきちゃった。おじさん、あとでお金を持ってくるから、36これちょっと預(yù)かって」といって、もっていたバイオリンをその肉屋に渡していった。彼は、何気なく、そのバイオリンを店の隅のほうに置いていた。

さて、それから30分くらいすると、一人の老紳士が、肉を買いにやってきた。1キログラムの牛肉を買い、代金を支払って店を出ようとしたとき、その老紳士が、37店の隅に立て掛けてあるバイオリンを見た。それを手にとって、じっくり見てから、大聲でいった?!袱长欷悉工肖椁筏?。ストラディバリウスという世界的な名器だ。50萬フランで買いたい。ぜひゆずってくれませんか」と熱心に肉屋に頼むのだ。

だが、肉屋にしてみれば、自分のバイオリンではない。売るわけには行かない。そこで、肉屋は、持ち主の女の子に話して自分が買い受けてからこの老紳士に売ろうと考え、「明日の9時(shí)にもう一度ここへ來てください。38おゆずりしましょう」と言って、その老紳士を帰した。例の女の子はすぐ戻ってきた。肉の代金を支払い、バイオリンを受け取って帰ろうとした。

「ねえ、そのバイオリン39おじさんに売ってくれないかね。あまりよいバイオリンじゃないけれど、うちの子もバイオリンをこれから始めるので一つ欲しいんだよ?!?/p>

女の子が、しぶしぶ売ってもよいという返事をした時(shí)、肉屋は「しめた。女の子を騙した」と內(nèi)心大喜びである。彼は5萬フランでそのバイオリンを彼女からゆずり受けることに、うまく成功した。先ほどの紳士に、50萬フランでうれば、45萬フランの儲けた。彼が喜んだのも當(dāng)然だ。肉屋は、その女の子をだまして悪いと思ったか、先ほどの肉に代金を返してやった。彼の良心が、子どもを騙すことをよしとしなかったのであろう。

肉屋は、紳士のやってくるのを待った。その老紳士は翌日の9時(shí)になっても40やってこなかった。老紳士と女の子による計(jì)畫的なサギ(欺詐)であったのである。

サギにあう人たちの中には、この肉屋のように、一獲千金を夢見る、けちな人、欲に深い人が多い。子どもを騙して、45萬フラン儲けようという「欲」が、物事を冷靜に見る目を失わせてしまったのである。

36.「これ」とは何か。

A 500萬フラン  B 買った肉  C バイオリン D 衣服

37.「店の隅にたてかけてある」とあるが、だれがたてかけたのか。

A 肉屋            B 肉を買いに來た女の子

C 老紳士           D 肉屋の子

38.「おゆずりしましょう」とあるが、だれがだれにゆずるのか。

A 女の子が肉屋に       B 肉屋が老紳士に

C 女の子が老紳士に一     D 肉屋の子が老紳士に

39.「おじさん」とはだれか。

A? ストラディバリウス      B? 肉屋

C? 女の子のおじさん       D? 老紳士

40.「やってこなかった」とあるが、それはなぜか。

A 50萬フランを用意できなかったから。

B バイオリンが欲しくなくなったから。

C 肉屋からお金を手に入れたから。

D ほかに用意ができたから。

文章3

最近、こんなことがありました。家に帰る途中で、コンビニによったときのことです。私はいつものようにゆっくりと歩きながら、売り場を見ていました。すると、スーツを著た40歳ぐらいの會社員がチョコレートをたくさん籠に入れていました。はじめ、この人はチョコレートが大好きなのだろうと思っていましたが、そのうちに並べてあったチョコレートのほとんどをその會社員が買ったのです。コンビニは品物が特に安いわけでもないし、大型のスーパーのように売り場も広くないから、普通はたくさん買うためには41使いません。私は42不思議に思いました。そこで、そのチョコレートを見てみると、「おまけ」が付いていました。小さな車の玩具が入っています。そして、車にはいろいろな種類があるようでした。私は、「43ああ、そうか」と思いました。

そして、よく回りを見ると、チョコレートの他にもクッキーや飲み物など、「おまけ」が付いている商品がありました。店員さんに聞いてみると、44それらはとても売れていて、一つだけ買う人は少ないと言いました。これを聞いて、私はちょっと変だと思いました。みんな「おまけ」がほしいから買っているのです。どうして「おまけ」だけ売らないのでしょうか。あの會社員もチョコレートはきっと要らなかったと思います。45このような売り方はやめたほうがいいと思います。

41.何を「使いません」か。

A デパート  B コンビニ  C 大型のスーノパー  D 買い物かご

42.何を「不思議に思いました」か。

A 會社員なのに、チョコレートが大好きなことが不思議だ。

B 會社員がたくさんのチョコレートを買ったことが不思議だ。

C コンビニなのに大型スーパーのようにたくさん買えることが不思議だ。

D コンビニのチョコレートにおもちゃが付いていることが不思議だ。

43.「ああ、そうか」は、何が分かったのですか。

A 「おまけ」が付いているのは、チョコレートだけではないこと。

B 「おまけ」が付いているのはたくさん売れているということ。

C クッキーや飲み物のおまけは種類が少ないこと。

D 會社員は、「おまけ」がほしかったからたくさんのチョコレートを買ったこと。

44.「それら」は何を指しますか。

A チョコレート  B クッキー

C 飲み物     D 「おまけ」がついている商品

45.どうして「このような売り方はやめたほうがいいと思います」か。

A たくさん買いすぎてしまうから

B おまけは子供向けのものだから

C ほしくないものも仕方なく買っているから

D 大型スーパーで買う人が減ってしまうから

二、文章4を読んで、4650の答え文は文章の內(nèi)容と一致するかどうか、判斷しなさい。文章の內(nèi)容と一致するものをA、文章の內(nèi)容と一致しないものをBと、解答用紙にその符號に印をつけなさい。(2×5=10點(diǎn))

文章4

わたしは日本へやって來て、日本語の勉強(qiáng)を始めてから、今日でちょうど一年になります。最初は「あいうえお」も「こんにちは」も分からなかったのですが、今では日本の人たちともだいぶ話ができるようになりました。

さて、いよいよ日本の大學(xué)で勉強(qiáng)することになりました。私の専門は電子工學(xué)です。もちろん、これからも日本語の勉強(qiáng)は続けなければなりません。日本語が分からなければ、先生の話を聞くことも、専門の本を読むこともできないのですから。専門の勉強(qiáng)も忙いと思いますが、できるだけ上手に時(shí)間を利用して、日本語が完全に理解できるよう努力したいと思っています。日本語の勉強(qiáng)で、私が一番苦労している點(diǎn)は、何と言っても漢字です。もちろん私の國では使いませんので、新しい漢字に出會うたびに、一つずつしっかり覚えていかなければなりません。日本の漢字には「音読み」と「訓(xùn)読み」とがあり、一つの漢字に読み方が二つも三つもあって苦労させられます。何でも一歩一歩の積み重ねが大切だと思いますので、毎日少しずつ覚えていくようにしています。

日本語だけでなく、外國語の學(xué)習(xí)では辭書を引く習(xí)慣が大切だと思いますので、私はいつも知らない言葉に出會えば、必ず辭書を引くことにしています。そして鞄の中には、いつも辭書とノートを入れておくことにしています。このような習(xí)慣が、これからもきっと役に立つに違いありません。

46.この人は國にいるときから日本語を勉強(qiáng)しています。

47.この人は日本語の勉強(qiáng)で先生と話しをすることが難しいと言っています。

48.この人は毎日少しずつ漢字を覚えています。

49.日本語を勉強(qiáng)するには、漢字の使い方に注意することが大切なのです。

50.この人は知らない言葉に出會ったとき辭書をひいています?!?/p>